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2025年11月10日
「MUFG生物多様性保全研究助成基金」に、豊橋総合動植物公園(代表機関)との共同研究「生体モニタリングシステムを用いた地中棲小型哺乳類の生態解明」が採択されました。これを受けて、同園、岐阜大学、産業技術総合研究所、崇城大学の共同研究が始動し、現地での技術打ち合わせなどを行いました。
本研究では、モグラ類をはじめとする地中棲小型哺乳類の生態解明を目指します。
本研究は、モグラ類など地中棲小型哺乳類の生態解明を目的とし、MEMS技術を活用したフィルム型センサや小型動物用に最適化した体重計測システムなどによる設置型の生態情報を見える化するシステムを開発します。飼育下では非侵襲的に生体データを取得し、飼育・繁殖管理や野生下でのモニタリング技術に応用することで、希少種の保全と生物多様性理解の促進を目指していきます。
加藤さん(工学部機械工学科4年・熊本県 宇土高校出身)が歪ゲージ(荷重センサ)を利用したトンネル型体重測定器を早速試作し、実際に運用するにあたっての改良点なども話し合いました。
加藤コメント:今回の研究では、モグラへの負担を小さくするため、モグラに触れることのないようにモグラの体重測定を行える装置の開発を行います。モグラの生態や大きさを文献から調べ、トンネル型の体重計の試作を行いました。今回はこの試作機を専門家の方々から確認していただき、改善点、変更点などの話し合いを行いました。
研究の中で飼育管理に使用可能なように、装置開発を続けています。またより多くの方にモグラの魅力を知ってもらえるように、研究を進めていきたいと思います。
豊橋総合動植物公園 Xアカウント
https://x.com/non_hoi_park/status/1983857992379592794
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