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2024年09月30日
古賀研究室の藤原さん(工学研究科建設システム開発工学専攻修士課程1年・熊本県 東稜高校出身)が『日本建築学会 2024年第35回 優秀卒業論文賞』を受賞しました。
本賞は、建築の卒業論文で計画系、環境系、構造系のすべての分野から全国で15名が選ばれる賞であり、九州の大学からは10年ぶりの輩出となりました。
2024年8月26日(月)、日本建築学会全国大会(東京、明治大学)で授賞式が行われ、懇親会に招待されました。
受賞した卒業論文タイトルは、『AR技術を活用した視覚障害者のまちなか移動支援手法に関する研究』であり、本研究は、①点字ブロックの整備を検討する機能、②視覚障害者に対し、点字ブロックのない場所を音と振動で目的地まで案内する機能を持つアプリ、『AR点字ブロックナビ』を開発し、実証実験により有用性を検証しています。
受賞理由:本論文は、多様な交通当事者がまちなか活動を楽しめるまちづくりを目指すバリアフリーマスタープランが策定された熊本市において、視覚障害者のまちなか移動を支援するため点字ブロックの敷設検討と移動支援に寄与する『AR 点字ブロックナビ』を試験開発し、検証を行っている。時代性のあるソフトウェア、デバイスなどの技術を活用した実験的・実践的な研究課題で、丁寧な実地調査や導入検討がなされた意欲作である。当事者らの参画を得た評価検証プロセスも妥当かつ事者参加型の社会構造の構築に対して好ましく、今後の発展も大いに期待できる。
学会賞を受賞した藤原さん
藤原さんの研究発表(日本建築学会全国大会、明治大学)
懇親会の様子
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