TOPキーワード
本学の大学院工学研究科建設システム開発工学専攻(修士課程)では、学部で得られなかった土木・建築に関する高度の技術を追求し、建設構造物の静的、動的応答解析を行い、変形、耐力、破壊のメカニズムを明らかにするとともに、建設材料の安定特性、複合性を研究し、建設生産、品質管理に万全を期します。さらに、水の流動特性を把握し、水の保全、水工施設のあり方を考察し、自然災害などに備えます。また古今の歴史的伝統建築の美的、芸術性を探究して、都市の景観、デザインの将来像を探究し、都市のあり方を考究します。
大学院教育では、最近のハイテクの情報、技術を生かして、高度の理論と、膨大な資料の処理を必要としますが、これらを支えるための、本大学院の研究施設は、実験設備、情報処理の両面において、十分期待出来る内容と機能とを保持しています。
建設システム開発工学専攻における指導教授、担当教授の卓越した識見と、豊かな教育研究は、学生の要求する問題点を平易に解説し、潜在する創造能力を引き出し、充分に発揮させる機会を与えるものです。学部から、大学院へと高度の技術研究に従事し、将来、本人が実社会に出て、活躍する場合でも、充分の自信と誇りをもって対応できる高度の技術、能力を有する学問を教育するものです。
なお、本学の大学院工学研究科建設システム開発工学専攻(修士課程)は、公共福祉の環境整備と、社会基盤の充実とを図る国の施策とも合致するものがあり、これらの要望に応え、建設工学部門におけるすぐれた視野と能力とを有する高級建設技術者養成の教育機関は、特に重要視されているものです。
都市計画理論、法則性の研究、意匠・建築史、環境・整備等の研究から建設工学の将来像を考察する。
建築構造物の力学、構法、材料の高度技術理論ならびに環境防災を考慮した建築構造物の接合部破壊、耐震、耐久性等の複合問題に関する研究を行う。
地下水浸透解析、環境アセスメント、水質保全、降雨・洪水及び土石流の予測。土質工学、土木構造物と自然災害の調査研究。地下構造物設計と基礎工学、岩盤工学の研究、砂質土の液状化特性の評価。