学科ニュース
太田教授らの受容体シグナル測定に関する研究が『アグリバイオ』に掲載
2026年04月27日
本学 太田広人教授(生物生命学部生物生命学科)らは、昆虫や病害線虫、ヒトなど多様な生物が持つ「受容体」(刺激を感じ取るタンパク質)の働きを簡便に測定する新たな評価方法を開発し、その研究成果が学術専門誌『アグリバイオ』(2026年5月号)に掲載されました。
本研究には、吉川さん(大学院 工学研究科 応用微生物工学専攻 博士課程3年・熊本県 玉名高校出身)および田中さん(同専攻修士課程2年・熊本県 熊本北高校出身)も共著者として研究に大きく貢献しました。
受容体は、神経伝達物質やホルモン、農薬候補化合物、食品成分などの刺激を受け取るタンパク質です。本研究では、これらの刺激に応じて生じる細胞内シグナルを、簡単な操作で測定できる評価方法を確立しました。従来は、受容体の応答を調べるために専門的な設備や複雑な手順が必要でしたが、本手法は細胞を壊さずに扱えるうえ、多数のサンプルを短時間で処理できる点が特長です。また、昆虫・線虫・ヒトといった異なる生物にも同じ原理で適用できる高い汎用性を備えています。
この技術により、害虫防除に役立つ農薬候補や、健康機能をもつ食品成分・サプリメント候補の効率的な探索が可能となり、今後の研究開発の進展が期待されます。
『アグリバイオ』(北隆館 平成29年1月創刊)は、農業分野における最新のバイオテクノロジー研究や産業動向を、学術・社会・経済の幅広い視点から紹介する学術専門誌です。アグリバイオ関連製品の開発動向なども扱っており、「研究者の広場」では、科学研究費を用いた先進的な研究成果が紹介されています。
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