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2017年10月23日
芸術学部美術学科日本画コースの学生3名と、卒業生、教員らが、熊本市西区の料亭「田吾作」の大広間の舞台画を担当しました。
田吾作は120年以上続く老舗料亭で、熊本地震で被害を受け建物の改修を行いました。先代が能の演者ということもあり、創業当時には大広間に能舞台がありましたが、現在は備えてありませんでした。この度の震災後の改修を機に舞台を復活させようと、舞台画の松の画を本学芸術学部長の中村賢次教授に依頼がありました。
1か月半という短い制作期間の中で、杉板を張り合わせた高さ2m70cm、幅5m30cmもの大作に取り組みました。学生たちは、いつものキャンバスとは大きさも材質も違い、題材は伝統の松の画という慣れない条件での制作でしたが、「心持ちが変わった」「出来上がったときの感動がすごかった」「舞台美術に興味がわいた」などとてもいい経験ができたようです。
中村先生の下絵
少しずつ葉の色付けを行います
全体像が見えてきました
松の葉一本一本まで丁寧に描きます
田吾作の舞台へ設置
学生たちと中村先生(左から2番目)
学生たちと佐藤先生(左から2番目)
【参加メンバー】
中村さん(美術学科日本画コース4年/必由館高校出身)
鬼木さん(同上/大宰府高校出身)
吉田さん(同上/御船高校出身)
岩永さん(美術学科日本画コース2004年卒/第二高校出身)
芸術学部美術学科 中村賢次教授、佐藤和歌子准教授、稲葉未来非常勤講師
RKK熊本放送より取材を受け、10月3日(火)に制作過程などが放送されました。