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学科ニュース

情報学科 耿学旺准教授のチームが「優秀ラーニングイノベーション賞」を受賞!

2026年07月20日

2026年7月14日(火)、東京国際フォーラムにて開催された「ラーニングイノベーショングランプリ2026」の表彰式において、耿学旺准教授(情報学部 情報学科)が代表を務める研究チーム「ラポリタン」が、「優秀ラーニングイノベーション賞」を受賞しました。

「ラーニングイノベーショングランプリ」は、高等教育機関(大学・大学院・高等専門学校等)発の革新的な学習・教育環境や先端的なラーニングテクノロジーを発掘し、社会へ広めることを目的とした産学連携型のグランプリで、2016年度より毎年開催されています。10回目の節目を迎えた本年度は、多数の応募が寄せられました。

受賞した研究は「ラポール形成プロセスを再現する生成AI児童アバターを用いたVR健康相談訓練システム」で、以下の大学による共同研究として実施されました。

・崇城大学:耿学旺准教授(情報学部 情報学科)、ルックグジョン講師(総合教育センター SILC
・西南女学院大学:(江藤真美子講師)
・大阪教育大学:(陳莉講師)
・九州大学:(山田政寛教授)

「ラポール」とは、相手と打ち解け、安心して話せる信頼関係のことです。養護教諭が児童の健康相談に乗る上で、このラポールを築くことは欠かせません。話す言葉だけでなく、相手との距離の取り方や視線の合わせ方などの言葉以外の要素にも大きく左右されます。学生同士のロールプレイによる練習では、こうしたやりとりを本番のように再現することが難しいという課題がありました。

そこで本研究では、学習者の発話・対人距離・視線を統合的に評価してラポール値を即時に更新し、その値に応じて生成AIによる児童アバターの動作や発話が連動して変容するVR訓練システムを開発しました。これにより、性格の異なる児童、とりわけ従来の演習では扱いにくい反抗的な児童などとのラポール形成プロセスを、繰り返しオーセンティックに体験することができます。

本研究は、相談が「うまくいったかどうか」という結果だけでなく、信頼関係を築いていく「過程そのもの」を学べる点、そして、これまで経験豊富な養護教諭の「勘」や「コツ」に頼りがちだった健康相談のスキルを、客観指標に基づく形成的評価の可能性を示した点が高く評価されました。

本研究は、養護教諭養成にとどまらず、看護・福祉・カウンセリングなど、ラポール形成を要する対人援助職の養成への応用も期待されます。研究チームでは今後、本システムの改良と教育現場への実装に取り組み、データ駆動型の新たな養成環境の構築を通じて、次世代の対人援助職育成に貢献していきます。


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