学科ニュース
情報学部亜原理有教授が国際会議AISS2025・SSIP2025で議長を務め、基調講演を行いました
2025年12月12日
2025年11月28日(金)〜30日(日)、兵庫県・神戸市で開催された下記2つの国際会議において、本学 亜原理有教授(情報学部情報学科)が、議長および基調講演を務めました。
・2025 1st International Conference on Artificial Intelligence for Sustainable Society(AISS2025)
・2025 8th International Conference on Sensors, Signal and Image Processing(SSIP2025)
AISS2025は、「AI Technologies for Sustainable Society」をテーマとし、 エネルギー・環境・産業などの分野におけるAI技術とSDGs(持続可能な開発目標)の連携を議論する 新しく立ち上げられた国際会議です。会場は神戸市内で、AIコンピューティング、制御、エネルギー・環境などを対象とした 複数トラックで構成されます。亜原理有教授は、兵庫県立大学の木村俊文教授とともに議長として企画運営全般に携わり、 国際的な研究者ネットワークの構築に貢献いたしました。
SSIP2025は、センサ、信号処理、画像処理分野に関する国際会議であり、2025年は神戸開催となりました。 兵庫県立大学および立命館大学を中心に、世界各国の大学・研究機関が協賛する会議で、 センシング技術から画像認識・パターン認識まで幅広いトピックを扱います。 亜原理有教授は、本会議においても議長を務めるとともに、基調講演の一人として招待されています。
基調講演タイトル:AIとIoTで「自然・産業・防災」をつなぐ
"Harmonizing Nature, Industry, and Safety: AI and IoT Approaches toward a Resilient and Sustainable Society"
本講演では、環境保全、スマートファクトリー、防災・減災という三つの領域を横断しながら、 AI・IoT技術を用いてレジリエントで持続可能な社会を実現するための取り組みが紹介されました。
具体的には、
・タイ・プーケットにおけるマングローブ生態系を対象としたIoT環境モニタリング
・スマート社会イノベーションラボにおけるAIを活用した製造現場の品質管理・省エネ化
・車中泊避難者支援システムなどを含む防災・減災のためのデジタル技術
など、崇城大学発の実践的なプロジェクトが事例として取り上げられ、AI技術が単なる効率化ツールに留まらず、 「自然・産業・安全」をつなぐ社会インフラとして機能し得ることが強調されます。 
基調講演
これら二つの国際会議で議長および基調講演を務めることは、AI・IoTを基盤としたスマート社会・防災・環境分野における本学の研究活動が、 国際的にも高く評価されていると言えます。
崇城大学情報学部では、今後もAI・IoTを基盤とした研究と教育を推進し、地域社会および国際社会の持続可能な発展に貢献してまいります。
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