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2025年03月28日
2025年3月8日(土)から3月16日(日)にかけて、工学部建築学科の海外研修プログラムが実施されました。
今回の研修には学部生17名(1年生4名、3年生12名、4年生1名)および引率教員1名が参加し、ソウルとハンブルクを経由し、バルセロナで2日間、パリで4日間にわたり現地の建築物の視察・研究を行いました。
バルセロナでは、まずカサ・ミラ、サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョを中心にアントニ・ガウディの独創的な建築理念や表現技法を体感しました。特に、自由な造形と緻密な細部装飾が織りなす空間構成は、学生にとって大きな刺激となりました。その後、カタルーニャ音楽堂やバルセロナ大聖堂など、学生がそれぞれ事前に設定した研修計画に沿った建築の視察も行いました。また、街の都市計画的な試みとして注目されるスーパーブロックの歩行者優先エリアを実際に歩き、都市デザインとコミュニティ形成の相互作用を実感することができました。
パリでは、エッフェル塔、オペラ・ガルニエ、凱旋門などの著名工作物・建築物の外観を視察した後、ルーブル美術館を詳しく見学しました。その後は各自の研究プログラムに基づき、オルセー美術館、ベルサイユ宮殿、ポンピドゥー・センターなどを訪問し、地震リスクの少ない地域ならではの大胆な構造表現、時代を超えて維持される豪華で緻密な内装技術、さらには近代・現代建築の新たな可能性など、多岐にわたる視点から考察を深めました。
現地では積極的に現地の人々との交流を行い、建築だけでなく現地文化や生活に触れる貴重な経験となりました。
研修に参加した学生からは、「建築に対する関心がこれまで以上に高まった」「事前の準備をもっと深く行えばよかった」「一生忘れられない体験になった」などの声が寄せられ、建築に対する学習意欲と探求心を喚起する有意義な機会となりました。
建築学科 2024年度卒業研究発表会が行われました
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工学部建築学科の学生が2級建築士に合格しました
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