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  1. 古賀研究室が日本建築学会設計競技で支部入選

学科ニュース

古賀研究室が日本建築学会設計競技で支部入選

2021年04月15日

2021年3月、古賀研究室(工学部建築学科)の学生が『2020年度日本建築学会設計競技「外との新しいつながりを もった住まい」』で支部入選し、全国の264作品の中から優秀作品64作品に選出され、日本建築学会九州支部で表彰されました。この作品は、202012月に出版された「2020年度日本建築学会設計競技優秀作品集」に掲載されています。

受賞作品

タイトル:五感を共有する河原町繊維問屋街の日々の暮らし

■設計コンセプト

『社会と断絶し部屋に引きこもる若者』、『仕事以外で誰にも会わない社会人』、『誰にも気づかれないまま死を迎える高齢者』、これらの現象は現代のプライバシーの確保を優先した住宅での生活から起きているのではないだろうか。

一方、熊本市中心市街地の近くにある『河原町繊維問屋街』、戦後の闇市として昭和33年に建てられたこの問屋街は、現在、空き店舗が目立ち、かつてのような賑わいはないものの、ひとたび足を踏み入れると、トタン屋根のアーケードから射し込む光に照らされた迷路のような路地、その両側に顔を合わせるように立ち並ぶ店舗、ここにはかつて住民同士の交流が盛んだった時代を感じさせる雰囲気が今もなお生き続けている。

私たちはアクティビティを誘発する18の装置を組み込んだ『河原町繊維問屋街』の住まいを提案する。向かい合う大きな窓、路地や共有スペースでの居住者同士のアクティビティは外との新しいつながりを持たせる。ここでの「外」とは、音、光、匂いを誰かと共有する空間、行為を指す。居住者同士が四畳半の部屋から顔と顔を合わせ、路地を見下ろすと、子どもたちが走り回っていたり、誰かが将棋を指したり、本を読みふけっている。キッチンの方からは美味しい匂いと包丁の音が聞こえてくる。居住者がダイニングに集まり食事をし、映画を見て、音楽を奏でて、お風呂に入る。ここには五感を共有する河原町繊維問屋街の日々の暮らしがある。

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入選作品①

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入選作品②

古賀研究室の集合写真(河原町繊維問屋街にて)

■制作者メンバー
中原さん(工学部建築学科2021年3月卒業・熊本県 東稜高校出身)
志賀さん(同学科2021年3月卒業・熊本県 文徳高校出身)
藤村さん(同学科2021年3月卒業・熊本県 専修大学玉名高校出身)
石村さん(同学科2021年3月卒業・熊本県 ルーテル高校出身)
冨田さん(同学科2021年3月卒業・熊本県 鹿本高校出身)
堀江さん(同学科2021年3月卒業・熊本県 九州学院高校出身)
Phamさん(同学科3年・外国の学校出身)
古賀元也准教授(工学部建築学科)


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