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2020年11月26日
バイオテクノロジー研究推進会(会長 寺本祐司教授(生物生命学部応用微生物工学科)による「第29回高校生によるバイオ研究発表『バイオ甲子園2020・論文大会』」が開催されました。例年「バイオ甲子園」は口頭発表により開催されていましたが、本年は新型コロナ感染拡大予防のため口頭発表は行わず、論文大会の形式で開催致しました。
自由に研究や調査ができない環境の中でも、高校生の皆さんや指導される先生方の研究に対する情熱は冷めることがなかったようで、南は沖縄から北は新潟や群馬まで、例年を大いに上回る41報の論文が投稿されました。
いずれの論文も優れた研究内容で研究分野も多岐にわたっているため、入賞論文12報を選出する審査は大変難航し、入賞論文からさらに厳正なる審査を行い、最優秀論文賞1報、優秀論文賞3報を選出しました。
将来、高校生の皆さんが企業、教育機関、研究機関で、特にバイオテクノロジーの分野で大活躍されることを心より祈念いたします。
「放射相称であるウニ類の体に方向性があった」
熊本県立済々黌高等学校 生物部 ウニ班
「環境中の細菌により放出される気体状の植物生育促進物質」
広島県立西条農業高等学校 生物工学科 細菌班
「カマキリの体内に潜む寄生虫について
~ハリガネムシの形態を決定する要因の解明~」
鹿児島県立曽於高等学校 科学部
「胞子接合法を用いた新しいパン酵母の育種」
東明館高等学校(佐賀県) サイエンス部 バイオ班
「オオイタサンショウウオの繁殖と保護を目指して」
宮﨑県立都城泉ヶ丘高等学校 生物部
「コオロギの学習に関する研究-コオロギは他人のふり見て我がふり直す!-」
福岡県立東筑高等学校 生物部
「平飼いのニワトリはいつ、どこで何をしているのか?
ストレスフリーへの挑戦 ~産卵鶏の行動様式の研究~」
鹿児島県立市来農芸高等学校 養鶏研究班
「国分だいこんの復活」
鹿児島県霧島市立国分中央高等学校 園芸工学科3年 野菜班
「オキナワカブトを守れ!
~ヤマトカブトとオキナワカブトの亜種間雑種に関する研究~」
鹿児島県立国分高等学校 サイエンス部 カブトムシ班
「イノシシの青色資材に対する反応と侵入防護に関する研究」
郡馬県立利根実業高等学校 生物生産科 生物資源研究部
「ミツバチの利用植物より周辺環境を調べる
- 電子顕微鏡を利用したミツバチ花粉荷(花粉団子)の分析 -」
大阪府立園芸高等学校 フラワーファクトリ科
園芸デザイン部(ハニービーサイエンスクラブ)
「種菌の獲得と生長~カンゾウタケの子実体栽培を目指して~」
宮崎県立宮崎北高等学校 サイエンス科
http://www.biotech.gr.jp/kousien/2020/img/release202002.pdf
「バイオ甲子園2019」最優秀賞は熊本農高
/news/media/2019/191207_003942.html