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日本動物実験代替法学会 第3回日化協LRI賞受賞

2019年03月25日

本学の古水雄志准教授生物生命学部応用生命科学科松下研究室)が、日本動物実験代替法学会 第3回日化協LRI※1賞を受賞し、2018年11月24日(土)、本学にて開催された、日本動物実験代替法学会第31回大会(大会長 松下琢教授)において表彰式が行われました。

日化協LRI賞は、一般社団法人日本化学工業協会(日化協)が、研究者奨励(育成)の一環として、"化学物質が人の健康や環境に与える影響"に関する優れた業績をあげた研究者を表彰するため、日本動物実験代替法学会内に設立されました。

※1LRI(Long-range Research Initiative)は、国際化学工業協会協議会(ICCA)に加盟している欧州化学工業連盟、米国化学工業協会および日化協の3つの団体によって1999年より運営されているグローバルプログラムであり、化学物質の安全性を向上させ、不確実性を低減させることを目的に、"化学物質が人の健康や環境に与える影響"に関する研究を長期的に支援している自主活動です。

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表彰式(左から:日化協 田所様/古水准教授/本学会酒井会長)

受賞内容について

[テーマ] 
Maintenance of Viability and Functional Expression of Cryopreserved Human Hepatocytes using Silicate Fiber-based Three-dimensional Scaffold
(邦題)「シリカファイバー三次元培養担体を用いたヒト凍結肝細胞の生存および機能発現の維持」

[受賞理由](主に以下の業績が評価されました。)
化学物質の肝毒性を評価するためには、ヒト肝細胞の生存および機能維持の培養法の確立が必須である。本研究課題は、三次元培養を用いたヒト凍結肝細胞の生存および機能維持について明らかにし、肝細胞を用いた試験系の確立に大きく貢献した。また、ヒト肝がん細胞の三次元培養系を用いた抗がん剤の薬剤耐性の発現をin vitro で再現し、薬剤耐性阻害剤の新規スクリーニング系の開発を行っている。 
上記から、ヒト肝細胞の三次元培養を中心とした代替法の研究に大きく寄与しており、今後も更なる代替試験法開発への貢献が期待できる。

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