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情報学部海外研修で国際舞台に挑戦!本学2チームが銅賞&IEEE Innovative Idea Award受賞
2025年12月18日
2025年12月2日(火)〜12月7日(日)、本学の協定校である慶星大学(韓国・釜山)にて、情報学部の海外研修プログラムが実施されました。本研修には情報学部と芸術学部の学生計6名が参加し、現地の学生や他大学の参加者と共に、英語によるディスカッションや成果発表に取り組みました。
研修の中心となったのは、慶星大学が主催する国際的なワークショップ「2025 Open UIC-Based RISE Capstone(OURCC 2025)」です。学生たちは企画立案から発表までの一連のプロセスを実践的に学びました。
研修初日は、国際特許の専門家による「グローバルIP(知的財産)戦略」に関する講義が行われ、アイデアを社会に届けるための特許出願の重要性を学びました。その後、各チームは準備してきたアイデアを専門家の助言を受けながら磨き上げ、翌日の発表に向けたポスターを完成させました。
12月5日(金)には成果展示・発表審査が行われました。本大会には韓国国内から10大学、企業21社が参加し、発表審査は153チームにものぼる大規模なイベントとなりました。
本学からは以下の2チームが参加し、英語でのポスター発表と質疑応答に挑みました。
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Team 1:Gamifying Ocean Cleanup: Utilizing Ocean Current Data for a Sustainable Future
海流(海洋観測データ)を活用し、海洋ごみ回収の最適ルート探索を「シリアスゲーム」として設計する提案を行いました。ゲームのプレイデータを収集・分析することで、清掃船やドローンの航行最適化(AIモデルの高度化)に活用する構想を提示しました。 -
Team 2:Kumamoto Immersive Anime Pilgrimage AR App: Achieving Regional Revitalization
熊本の地域活性化を目的に、AR(Augmented Reality)やVPS(Visual Positioning System)等の技術を用いた「アニメ聖地巡礼」体験アプリを提案しました。観光体験の高度化、滞在促進、地域経済への波及を狙い、将来的な全国展開も見据えた企画として発表しました。
ポスター発表では、慣れない英語での質疑応答に緊張する場面もありましたが、国際的な舞台での実践的な経験は、学生たちにとって大きな成長の機会となりました。
ポスター発表風景
表彰式では、崇城大学の2チームが銅賞を受賞しました。
さらに、IEEE Korea Councilより「Innovative Idea Award」も受賞し、本学にとって慶星大学で初めて実施した情報学部の海外研修として、非常に高い評価を得る成果となりました。
銅賞受賞

IEEE Korea Councilより「Innovative Idea Award」受賞
受賞者
参加した学生からは、「他大学・他学科の学生との交流により視野が広がった」「すべて英語で行われる議論を通じて、コミュニケーション能力の向上を実感した」といった声が寄せられました。また、現地の学生との交流や釜山の文化に触れることで多様な価値観を学び、今後のキャリア形成における貴重な経験となりました。
※引率教員:情報学科 亜原理 有 教授
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