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学科ニュース

未来情報コースのPBL講義を学生がレポート

2025年08月05日

本学情報学部未来情報コースは、学生の課題解決能力向上を目的にPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)に意欲的に取り組んでいます。

未来情報コース2年次の必修科目で、地域課題をテーマに動画を制作する講義「地域メディア基礎・応用」では、包括連携協定を締結している熊本市北区一般社団法人SCBラボと連携して、それぞれの団体が関係する地域団体や関係企業を紹介いただき、取材をおこなっています。
取材の際には、課題解決に向けた取り組みへの思いや、具体的な取り組みの内容を取材先に丁寧にインタビューし、制作した動画コンテンツを12月に開催される北区地域活性化動画コンテストに応募することで、多くの視聴者に地域団体の奮闘や悩みを発信しています。

以下、7月に熊本市北区で開催されている子ども食堂の活動「たつだ・こどもカフェ」を取材し、単に子どもたちが食事をするだけでなく、多世代交流や通じて地域で子どもを育てることの大切さを学んだ今柳田さん(頴娃高校)のレポートをご紹介します。
「情報学科2年生の地域メディア基礎の講義で、男子に比べて少数派である女子学生がグループとなって、地域のつながりをテーマとした動画を作るために、最も興味がある子ども食堂の活動を取材することにしました。
なぜ子ども食堂に興味があったかというと、それは、近年、地域とのつながりが薄れ、子どもたちが家庭や学校以外で関わる地域社会との接点が少なくなっていると感じたからです。
取材したたつだ・こどもカフェは月1回開催されており、活動を通して、食べるというだけでなく、料理をする体験や、食べ物についての学びなど、子どもたちに自発的に行動し、経験し、学んでもらうことにより、子どもの成長につなげようとの意図が感じられました。
取材を通して感じたのは、子ども食堂で多くの成果が上がっていることです。
例えば、家庭内で子どもたちがよく手伝いをするようになったり、親同士では交流や子育てについて、また子ども同士では遊びや異なる学年での情報交換ができる機会が増えているといった変化や効果が生まれていることがわかりました。
特に,多世代交流の効果は大きく、子どもたちが親以外の大人と一緒に自主的に料理に取り組んだり、コミュニケーションすることで、子どもが自信を持つようになったとか、言葉遣いが丁寧になったという声を保護者からのインタビューで聴き、子ども食堂の意義を実感しました。
制作した動画を通じて、子ども食堂の活動の大切さや子どもたちを成長に導く効果を広く発信していきたいです。」

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親以外の大人と緊張しながらお団子を作る子どもたちの様子を取材しました


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せっかくの機会なので、取材だけでなく、食堂運営もお手伝い

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とても意義ある取材をさせていただきました。ありがとうございました。

地域メディア基礎1班メンバー 氏名(出身高校)
今柳田(頴娃)、藺牟田(池田学園池田)、小松(中津北)、坂田(第一)、田口、西田(城北)