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学科のポリシー

ディプロマ・ポリシー

本学が定める学位授与の方針を受けて工学部ナノサイエンス学科が設定した「学修目標」の達成度を元に、以下の資質・能力を有すると認定したものに、学士(工学)の学位を授与する。

1.基礎的・汎用的知識と技能

  • 人文・社会・自然科学分野の教養的知識、専門基礎的知識、並びにコミュニケーション能力やリテラシー、論理力をはじめとする汎用的技能を身につけたもの。

【学修目標】

1_1 教養的知識 人文科学・社会科学・自然科学分野の諸学問について、基礎的な理解ができている
1_2 コミュニケーション能力 日本語及び外国語を用いた日常的コミュニケーション、学術的コミュニケーションができる
1_3 リテラシー 情報リテラシー:適切な方法で正しい情報を収集及び発信できる
コンピュータリテラシー:コンピュータに関する基礎的知識を修得し、その活用ができる
データリテラシー:実験等で得られた計測値をはじめとするデータを理論的・多面的に分析・考察し、適切な表現方法で他者に説明できる
1_4 論理力 論理的思考力:個人で、または他者との討議を通じて、物事について論理的・多面的に思考することができる
論理的判断力:論理的に正しい結論を導き出すことができる
論理的伝達力:思考の結果を、文章または口頭で、筋道を立てて他者に伝達することができる
1_5 アカデミックスキル 学術レポートの書き方やプレゼンテーションの技法を理解し、実践できる
1_6 未来を切り拓く力 キャリアデザイン:大学での学修と社会を関連付け、将来の職業を含めた自分の人生を主体的にデザインすることができる
アントレプレナーシップ:個人の強みとなる創造力と実践力を習得し、独創的な提案を立案・実行することができる
課題発見・解決の素養:社会における課題を見出し、その解決に資するアイデアを提示することができる
1_7 数理基礎力 基礎知識・基礎理論の修得:各分野の様々な現象を理解するための基礎として、数学及び自然科学の基礎知識や基礎理論を修得している
数理モデルによる表現:物事の本質的な部分を数理モデルとして表現することができる
数学的処理:数理モデルに対して数学的な処理を施した結果を適切に解釈し、数式やグラフで表現することができる

2.専門的知識と技能

  • ナノサイエンス分野の基礎的・専門的知識及び技能を体系的に身につけたもの。

【学修目標】

2_1 ナノサイエンス分野の基礎知識 ナノテクノロジーの特徴とその基本となる化学に関する基礎的知識を理解している
2_2 物理化学・化学工学の基礎・専門知識 量子化学・化学熱力学から構成される物理化学、及びプロセス工学の設計・操作法に関する方法論を学ぶ化学工学の基礎的、専門的知識を理解している
2_3 無機化学の基礎・専門知識 電気化学、錯体化学、機能性無機材料、無機固体材料など、無機化学に関する基礎的、専門的知識を理解している
2_4 高分子科学の基礎・専門知識 高分子化合物の多様性、機能創成、機能性高分子材料など、高分子科学に関する基礎的、専門的知識を理解している
2_5 有機化学の基礎・専門知識 炭素化合物(有機化合物)の構造と性質、反応など、有機化学についての基礎的、専門的知識を理解している
2_6 生命化学の基礎・専門知識 生命現象を理解するための生体分子の特徴や性質、生命の仕組みなど、生命化学に関する基礎的、専門的学力を身につけている
2_7 分析化学・環境工学の基礎・専門知識 定量分析、機器分析を扱う分析化学、及び物質と環境、生活、社会との関わりを扱う環境工学に関する基礎的、専門的知識を理解している
2_8 ナノサイエンス分野の実験技能 分子やイオンの分析、物質の合成と構造解析、科学現象の解析に関する汎用的な実験技術を身につけている

3.人間性・社会性

  • 技術者・研究者・企業人に相応しい豊かな人間性・社会性を身につけたもの。

【学修目標】

3_1 自己管理力
  • 自らの行動を省みて、自己を律し、次の行動につなげることができる
  • 自主的・計画的・継続的に、自学自習や健康・体力の維持増進に取り組むことができる
  • 失敗や論理的批判を、自分自身の成長や取り組みの改善の機会として受け止めることができる
3_2 協働性 他者との協働:所属する組織・集団の目標を達成するために、自らの意見(考え)を主張しつつ多様性を理解して、他者と協働して課題に取り組むことができる
レジリエンス:困難な状況においても、自己の強みと他者からのサポートを活かして、その困難を乗り越えることができる
3_3 倫理観 健全な倫理観を持ち、洗練された倫理的判断を実践することができる

4.応用力・実践力

  • 本学科での学修を通じて身につけた専門的知識と技能並びに人間性・社会性を基盤として、自ら課題を発見し、解決策を提案・議論し、計画と実施ができるもの。

【学修目標】

4_1 課題発見力・課題解決力
  • ナノサイエンス分野の専門的な知識を応用し、課題を発見することができる
  • 自ら発見した課題を解決するためのアイデアを討論し、課題解決のための具体的な計画をたて、それを実施することができる

カリキュラム・ポリシー

工学部ナノサイエンス学科は、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を身につけた人材を育成するために、共通教育課程及び専門教育課程から成る教育課程を以下の方針に基づいて編成する。

  • 共通教育課程では、専門教育課程を履修する上で、また社会に出て活躍する上で求められる知識・技能の修得につながる教育を体系的に行う。
    具体的には、多様な分野の教養的知識、汎用的技能、倫理観、自己管理力、協働性といった幅広い能力と素養を身につけることができるよう、「初年次教育」「アントレプレナーシップ・キャリア教育」「リベラルアーツ・データサイエンス教育」「数理基礎教育」「英語・日本語教育」の五つの分野で科目を開講する。
  • 専門教育課程では、ナノサイエンス分野の基礎から応用へとつながる段階的・系統的な教育を展開するために「化学の基礎教育」の上に「物理化学・化学工学」「無機化学」「有機化学」「高分子科学」「生命化学」「分析化学・環境工学」の分野の科目を徐々に専門性を高める形で配置する。
  • 共通教育課程及び専門教育課程では、ナノサイエンス分野で活躍する上で求められる異分野の基礎知識の修得や専門分野でのキャリア形成につながる科目を配置する。
  • 専門教育課程では、ナノサイエンス分野の基礎・専門知識と汎用的な実験技能を身に付けるための演習・実験科目を配置する。さらに、研究活動を通じて課題を発見し解決する能力を養うために、少人数を研究室で指導する先端化学実習の科目を組み合わせて配置する。
  • 共通教育課程・専門教育課程の履修を通じて体得した専門的知識、教養的知識、汎用的技能、課題発見・解決能力を基盤として、実践的に研究課題解決に取り組む機会として、卒業研究を最終年次のカリキュラムに組み込む。
  • 学修成果の評価は、中間/期末試験、小テスト、レポート、成果発表、ポートフォリオ等多面的な方法を用いて、各科目で設定する到達度目標ごとに、客観的・厳格に行う。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

求める学生像
 ナノサイエンス学科は、化学を基礎にして、「新素材」「環境」「バイオ」などの分野で科学技術が抱える課題を発見し、原子・分子レベルからの研究を通じて解決する実践的能力の育成に重きをおいています。私たちの目標は、ナノテクノロジーを担う技術者・研究者・企業人として科学技術・産業・社会の発展に貢献できる人材を輩出することです。そのため、ナノサイエンス分野の知識と実験技能を習得すること、さまざまな学問分野を探究すること、倫理観・協働性を身につけること、研究活動を通じて課題を解決することに、強い意欲を持つ人の入学を求めています。

本学科入学者に求める資質・能力
 本学科の入学者に求める具体的な資質・能力は次のとおりです。

1.知識・技能
(A)文章を読んで正しく把握し、筋道を立てて考える力
(B)ナノサイエンス分野の専門知識を理解する上で重要な、化学をはじめとした理数分野の基礎学力
(C)ナノサイエンス分野を学ぶ上で、また将来グローバルに活躍できる人となる上で必要な基礎的英語力

2.思考力・判断力・表現力
(A)自然界や産業界のさまざまな科学現象に興味を抱き、科学的に探究し理解しようとする力
(B)さまざまな課題や答えのない問題に対し、広い視野を持って自らの答えを導き出す力
(C)自らの考えを文章や図表を使って、他者に正確に伝える力

3.学びに向かう力・人間性等
(A)化学を中心とするナノサイエンス分野の多様な学修について、自ら積極的・継続的に学ぶ姿勢
(B)研究活動を通じた課題解決や社会貢献への強い関心
(C)専門性、価値観、年齢、国籍などが異なる他者と協働して取り組む姿勢

ディプロマ・ポリシー(全学科共通教養科目)

「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアデザイン能力」等の基礎的・汎用的能力を身につけ、それらを実践できるもの

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

本学科は、本学の教育理念に沿ったカリキュラムを実践し、厳格な成績評価を通過した次の能力を有するものに学士(工学)の学位を授与します。

  • 【知識・理解】社会の多種多様な問題を解決するために必要な課題発見・問題解決能力を身につけたもの。
  • 【汎用的技能】ナノサイエンス分野において応用力を有する専門家になるため、汎用的基礎力と専門能力を身につけたもの。
  • 【態度・志向性】社会人として相応しい豊かな人間性と責任感、倫理観を身につけたもの。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

本学科は、幅広く深い教養とナノサイエンスの専門知識を身につけて社会に活かせるように、次の実施方針でカリキュラムを編成します。

  • 技術者・研究者として相応しい人間性と倫理観を養うため、初年次導入教育、教養教育および研究倫理教育を、専門科目教育およびキャリア教育と連動して行います。
  • 高度なナノサイエンス分野の課題に挑戦できる能力を涵養するため、各分野の専門科目カリキュラムを基礎から応用まで段階的・系統的に編成します。
  • 新時代の技術者・研究者として必要な課題発見・問題解決能力を養うため、アクティブ・ラーニングを活用した授業、演習、実験、体験型実習、卒業研究を通じてコミュニケーション力、リーダーシップなどのソフトスキルの向上を目指す教育を行います。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

本学科は、科学の技術と知識を活用して「いのちとくらし」を支える人材の養成を目指し、次のような人を受け入れます。

  • 「新素材」「環境」「バイオ」の分野に関して科学的な思考を用いて、自ら課題を解決する能力を有し、将来自立した研究者・技術者となろうとする強い意志を有する人。このために、数学的・理科的志向性を持った人、特に数学、化学、生物または物理の基礎学力を身につけている人、またはそれらの科目について入学前後に自ら不足分を補完しようとする強い熱意のある人が望まれます。
  • 入学後は研究者・技術者にふさわしい幅広い教養と専門知識および倫理観を身につけようと努力し、社会に貢献しようとする意欲を持つ人。
  • 国際的に活躍する人材を育成していますので、英語でコミュニケーションを取ろうと努力を続ける人。