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  1. 井野川准教授が日本セラミックス協会の第76回(2021年度)進歩賞を受賞!

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井野川准教授が日本セラミックス協会の第76回(2021年度)進歩賞を受賞!

2022年07月02日

 2022年6月9日(木)、井野川人姿准教授(工学部ナノサイエンス学科)が、公益社団法人日本セラミックス協会第76回(2021年度)進歩賞を受賞し、東京で表彰式が執り行われ、賞状と盾が授与されました。

 「卑金属触媒のシングルナノ粒子化技術の開発と高活性化」に関する多年にわたる研究活動と業績が評価され、セラミックス業界の発展に貢献したことから表彰されました。
 金や白金などの「貴金属」に対し、鉄やコバルト、ニッケルなどは安価で資源量も多いため「卑金属」と呼ばれています。これら卑金属は、ナノスケールの微粒子にすることで高い触媒特性を発現することが期待される一方で、粒径が小さくなる程、不安定で、凝集や焼結によって粗大化しやすい(優れた特性を失いやすい)という課題があります。
 井野川准教授は、ゼオライトと呼ばれるナノレベルの細孔を持つ化合物や、層状複水酸化物と呼ばれる層状化合物にナノサイズの金属微粒子を複合させ、安定性が高い金属ナノ粒子や、水素エネルギーを効率よく取り出すための触媒の開発に関する論文を発表し、国内外で高い評価を得ています。

IMG_3799.JPG

日本セラミックス協会 進歩賞

日本セラミックス協会の進歩賞は、将来のセラミックス分野をになう若手研究者で、セラミックスの科学・技術に関する学術上優れた業績を挙げたものに授与されます。

第76回(2021年度)受賞者
https://www.ceramic.or.jp/csj/hyosho/kyoukaisho_jusho_list.html

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