卒業後の進路
チーム医療の一員として活躍する「病院薬剤師」、処方解析や服薬指導を行う「開局薬剤師」、製薬メーカー等での「創薬」や開発・生産に携わる薬剤師など、進路は多岐にわたります。また、麻薬取締役官や薬事行政を担う行政官としての道もあり、公害研究所や衛生試験所などの専門家にも、薬剤師資格をもつ人は少なくありません。
活躍する卒業生
エーザイ株式会社
鹿児島統括部 所属
福田さん
2025年卒 福岡県/筑紫女学園高校出身
MRとして医療に寄り添い 薬剤師の知識を生かす
薬剤師である母の姿に憧れて、同じ道を決意した福田さん。そんな福田さんに転機が訪れたのは、薬局実習中のこと。薬局に来ていた製薬会社のMRと話せる機会があり、「自分には営業職の方が合っているかも」と視野が広がったそう。「周囲に企業への就職を希望する友人はおらず、1人での就活。就職課の手厚いサポートを最大限活用し、インターンシップにも積極的に参加するなど、前向きな気持ちで挑戦しました」と福田さんは振り返る。「エーザイ株式会社」のMR職を目指したのは、「全従業員、ビジネスの時間の1%を患者様との対話にあてる」という同社のhhc活動や、医療に寄り添う社員の雰囲気に共感したから。医師などの医療従事者へ自社医薬品の情報提供・収集を行うMRとして働き始めて1年目だが、自身の説明により薬の処方が決まった際は、何にも代えがたい喜びを感じるという。「薬剤師免許を持つMRとして、より専門的な視点から医療現場に貢献したい」と語る福田さん。大学で培った薬学の知識と、持ち前のアグレッシブさを武器に、今日も鹿児島を駆け回っている。
熊本赤十字病院
薬剤部
土屋さん
2016年卒/熊本県・第二高校出身
病院薬剤師のジェネラリストとして
「薬剤師」の仕事にはいくつかの選択肢があるが、土屋さんは総合病院である「熊本赤十字病院」での病院薬剤師を選んだ。「当院は幅広い疾患の治療を行っており、全領域に通じた知識が必要になるジェネラリストを目指したいと志望しました。病院でしか経験できない抗がん剤の調剤や多数の注射薬の取り扱いも学びたいと思いました」。現在は病棟担当薬剤師として、入院患者さんの薬剤の投与や副作用をチェックし、処方変更などの提案も行う。患者さんに直接、薬の説明をしたり、多職種と連携して治療やケアを検討したりすることも多い。自身の提案によって少しでも患者さんの苦痛が緩和されるとやりがいを感じる日々。「大学時代に身に付けた知識が今の基盤です。特に病院や薬局での実務実習に向けた事前学習で、実践的に学べた経験や、課外活動で修得した知識がとても役立っています」。崇城での学びは「現場で輝くための学び」だったと実感している。「もっと知識や経験を重ねて、専門資格にも挑戦したい。医学が進歩する中、毎日が学びの連続です」。
下川薬局
本学出身26名
地域密着型の薬局で 人々の健康と命を守る
「シモカワ調剤薬局」と聞けば熊本ではお馴染み。基幹病院前を中心に16店舗の調剤薬局と12店舗のドラッグストアを展開する「下川薬局」で、地元に貢献したいと就職した3人の卒業生がいる。「地域密着型の薬局で、処方箋薬に限らず患者さんのサポートをできる事が魅力だった」という藤原さん(写真右)は、現在薬局長としても活躍。「大学で学んだ病態・薬物治療学が服薬指導に役立っています。ご指名で薬や健康について相談を受けることも多く、患者さんから信頼いただけるのは大きなやりがいです」。店舗管理者も務める大窪さん(写真左)は、5年次に経験した病院・薬局実習が今も役立っていると語る。「患者さんによって治療方法が異なり、命にもかかわる仕事。日々勉強の積み重ねです」。三浦さん(写真中央)は、「基幹病院前の店舗が多いため、様々な薬に関する知識を吸収できる環境だと希望しました」と、大学で身に付けた薬の知識を働きながらアップデートしている。大学で学んだ薬の知識と薬剤師としての人間力を、地元の健康を支えるために生かしている。