学科ニュース
産学官連携で実現、熊本市車中泊避難者支援ガイドラインを策定
2026年04月16日
2026年4月2日(木)、亜原理教授(情報学部 情報学科)を議長とする検討会が、熊本市およびBosai Tech株式会社などの関係機関と連携し、熊本市における車中泊避難者支援のためのガイドラインおよびマニュアルを取りまとめました。
これらは、2016年の熊本地震の経験を踏まえ、災害時に車中泊避難を余儀なくされる市民の安全と健康を守ることを目的として作成されたものです。
2016年の熊本地震では、避難所の混雑や屋内生活への不安から、多くの市民が車中泊による避難を選択しました。こうした状況を受け、熊本市では車中泊避難者への支援のあり方を見直す必要性が高まりました。
2024年度には熊本市車中泊避難等支援検討会を複数回開催し、支援の基本的な考え方を整理しました。続く令和7年度には、より実践的で分かりやすい資料の作成を目標に、検討会およびワーキンググループでの議論を重ねました。
その成果として、以下の4つの資料が完成しました。
・熊本市車中泊避難者支援ガイドライン
・熊本市車中泊避難者支援ガイドライン(概要編)【くまもとモデル】車中泊避難ガイドライン
・熊本市車中泊避難マニュアル 避難者向け 事前準備編
・熊本市車中泊避難マニュアル 避難者向け 発災時避難編(車中泊避難場所内)
これらは、災害時に車中泊避難を余儀なくされる市民の安全確保と健康維持を支えるとともに、支援者と避難者が共通認識のもとで行動できるようにすることを目的としています。
特に、平時からの備え、発災直後の適切な避難行動、車中泊避難場所における留意点などを整理し、実際の災害対応で活用しやすい内容となるよう検討しました。今回完成した各種ガイドライン・マニュアルは、その方針を具体的な形にした内容となっています。
熊本市HP(車中泊避難を支援するためのガイドライン及びマニュアルを策定しました)
→https://www.city.kumamoto.jp/kiji00370044/index.html
今後は、これらのガイドラインやマニュアルの普及と防災訓練での活用を進め、熊本市における車中泊避難者支援のさらなる充実を図っていきます。
上記内容は、以下の各報道機関でも紹介されています。
・日本経済新聞の記事
・KKT熊本県民テレビ
・RKK放送局
・TKU放送局
・KAB放送局
・産経新聞社

令和7年度
第12回熊本市車中泊避難等支援検討会の様子
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