学科ニュース

ナノサイエンス学科7名が蔚山広域市（韓国）の科学研修に参加

2019年05月31日

2019年4月27日(土)~30日(火)、本学の草壁克己教授（工学部ナノサイエンス学科）と同学科4年生の7名が、熊本市の友好協力都市である大韓民国蔚山広域市の科学研修に参加しました。同市は釜山広域市と慶州市の間に位置する人口およそ100万人の広大な都市です。

29日(月)の午前中は、2010年に同市に新設されたUNIST（蔚山国立科学技術大学）※の学内を見学しエネルギー化学工学部を訪問、Hyunhyub Ko教授と面会し、同大学並びに本学の紹介と、学生らの自己紹介、今後の交流について意見を交わしました。
午後は同市庁を訪問し、Kim Mi Kyungさん（未来成長基盤局長）、Kim Yun Okさん（投資交流課長）、Kim Sun Heeさん（投資交流課事務官）らと国際交流に関する話し合いを行い、今後は学生の国際交流をさらに発展させたいという願いから、来年の同時期に再び研修を希望されました。また、同市は重化学工業（石油精製・自動車生産・造船等）韓国内生産量のおよそ1/3を担っている、韓国一の工業都市であることを学びました。

30日(火)は産業探訪のシティツアーに参加し、自動車工場と操船所を見学しました。

参加学生

佐古さん（大分県・大分雄城台高校出身）
本武さん（熊本県・熊本工業高校出身）
吉村さん（熊本県・鹿本高校出身）
龍さん（熊本県・文徳高校出身）
原田さん（熊本県・熊本工業高校出身）
平澤さん（長崎県・長崎南高校出身）
三池さん（熊本県・大津高校出身）

後列中央：草壁教授
前列左から佐古さん、本武さん、吉村さん、龍さん、原田さん、平澤さん、三池さん

※韓国は理系重視政策のもと、KAIST（韓国科学技術院）・GIST（光州科学技術院）・DGIST（大邱慶北科学技術院）に続いて、UNISTを新設。同大学の学生数は本学と同規模ですが、国家予算の集中投資により、学内には最先端の設備が並んでいます。また、学生は全寮制で生活し、英語で行われる講義を受けています。日本の大学が予算削減により科学技術力を低下させている現状を考えると、日本の大学と韓国の大学の格差は20年~30年後に表面化することが危惧されています。

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