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姿勢や歩き方はその人の性格を明確に表す。ピンと伸びた背筋はそれだけではつらつ、いきいきとした印象を与える。指先ひとつにまで気を配って、常に姿勢を正す習慣をつけておこう。
おじぎは、相手に対する親愛の情、感謝の気持ち、尊敬の念などをあらわす。心が形に現れ、形が心を表わす。おじぎとは"心を伝えること"である。
(1)ノックをする
面接室に入るときは、ドアが閉まっている時も開いている時も必ず3回ノックをする。
(2)ドアを開ける
室内から「どうぞ」とか「はい」と声があったら静かにドアを開ける。応答がないときはもう1度ノックをしてから少し間を置いて入室するとよい。ノックをしないでよいという指示がある場合は直ちに入室して構わない。ドアには押ドアと引きドアがあるが、どちらもドアの取手反対側の手で回して開ける。たとえば、取手が向かって左側にあれば右手で開ける。
(3)ドアを閉める
室内に入ったらドアに向かって立ち、反対の手にもちかえて閉める。そのとき、片方の手もそえて、両手で閉めるようにするとよい。試験委員に対して後ろ向きになっても失礼にはならない。
(4)会釈する
ドアを閉めたら、その場で試験委員の方へ向きなおり、会釈する。
(1)椅子の左横に立つ
椅子の左側に立つか右側に立つかは、必ずしも決まりはないが、テーブルマナーでは、椅子の左側に立つ。
(2)ふつうの礼
椅子の横に立ち止まってから、きちんとした姿勢をし、あらためて面接官に一礼をする。面接官が複数のときは、中央のあたりに一礼すればよい。
(3)名のる
もとの「気をつけ」の姿勢に戻してから、「崇城大学から参りました、○学部◯◯学科4年の熊本典子です。本日は、よろしくお願いします。」と自己紹介をして一礼する。
自分の名前を告げるときは、できれば面接官の目を見るのがよいが、ネクタイの結び目あたりに視線を置いてもよい。
(4)椅子にすわる
「どうぞおかけなさい」とか「どうぞ」と言われたら、着席する。面接官の指示があるまでは勝手に座らない。
着席するときの足運びは右図のとおり。あまり深く腰かけない。
(1)椅子の左横に立つ
質問が終って「はい結構です」「はいよろしいです」といわれたら腰かけた時と逆の順序で、椅子の左横に立つ。
(2)礼をする
面接官の方を向き、姿勢を正してから「本日はありがとうございました」と言って一礼する。
(3)ドアのところで会釈
椅子を机の中に戻す必要がある場合は戻し、ドアの前で「失礼します」と言って一礼する。
(4)退出する
入室のときと同じ要領でドアを開け、最後まで気を抜かず、ドアをゆっくりと静かに閉める。
緊張のあまり椅子に腰かけてから、両手のおき場に困りポケットを探ったり、ボタンや服をいじったり髪をかき上げたり、指と指をからませたり目ざわりな動作をしないようにしよう。
面接試験の応答中の視線は、必ず質問した方へ顔を向け聞くときも話すときも、相手の目を見るようにするとよい。キョロキョロしたり、下ばかり向いているようではいけない。試験委員が数名並んでいるときは、視線だけ右や左を向けたのでは横目でにらむようになるので、上半身その人の方向に向けるようにしよう。話しが長いときは、えりもとのあたりに視線をおき、話しのポイントのところで相手の目を見るようにするとよい。
視線だけではなく、心も充分に試験委員の方に開いて明るく意欲のある表情で対応するようする。心を閉ざしていると感じが暗くなり、視線も定まらなくなる。
質問が終った後、礼をした後、退出した後など、つい気がゆるんで舌を出したり、頭をかいたり、笑ったりしないようにしよう。