ニュース
岡教授らの総説が国際学術誌「BBA誌」で発表されました
2026年05月12日
本学の岡拓二教授(生物生命学部生物生命学科)らは、糸状菌の細胞壁生合成に関する研究成果をまとめた総説を国際学術誌「Biochimica et Biophysica Acta (BBA) - General Subjects」に発表しました。
本研究グループは、糸状菌の細胞壁生合成の研究を進め、新規な抗真菌薬の開発を目指しています。今回発表された総説「糸状菌におけるガラクトマンナンの構造と生合成機構」では、糸状菌(カビ)の細胞壁に含まれる糖鎖成分であるガラクトマンナンに焦点を当てています。
現在、世界的に薬剤耐性真菌の出現が問題となっています。ガラクトマンナンの生合成経路は抗真菌薬の標的として期待されており、ガラクトマンナンは糸状菌にとって生存に必要な糖鎖である一方、ヒトなどの哺乳類には存在しません。
そのため、この生合成酵素を阻害する物質が見出された場合、ヒトへの副作用を抑えた抗真菌薬につながる可能性があります。
岡教授らの研究グループは、ガラクトマンナンが細胞内でどのように組み立てられるのか、その鍵となる酵素群を世界に先駆けて同定してきました。本総説は、これまでの研究成果を包括的に整理したものです。
タイトル:「Structure and biosynthetic mechanisms of galactomannans in filamentous fungi」
著者:Takuji Oka, Chihiro Kadooka, Yutaka Tanaka, Daisuke Hira
DOI:10.1016/j.bbagen.2026.130960
https://authors.elsevier.com/a/1n4Ba15Dr%7EvM7V
関連ニュース
大学院生の論文がドイツの学術誌に掲載
/faculty/biotechnology/bio/news/2026/260511_006937.html
応用生命科学専攻 大学院生が「臨床培養士」に認定
/news/2026/260430_006931.html