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2024年11月05日
2024年10月19日(土)、工学部建築学科の古賀研究室が、建築文化週間2024「芦原義信氏の八代市厚生会館の歴史的価値について再考する」(主催:日本建築学会九州支部熊本支所、共催:熊本まちなみトラスト、後援:日本建築家協会九州支部熊本地域会、熊本高等専門学校)を実施し、熊本県内外から大学生や社会人、59名の参加がありました。
八代市厚生会館は、熊本県八代市の多目的ホールとして芦原義信氏の設計により1962年に建設されました。芦原氏は、その設計思想、設計手法である「外部空間」論によって、高く評価された建築家であり、国際的に広く、また現代に至るまで影響を及ぼしています。
前半パートでは、建築歴史意匠が専門の森山学先生(熊本高等専門学校教授)に「芦原義信氏の八代市厚生会館の歴史的価値について再考する」をテーマに、八代市厚生会館の概要、外部空間論の実験的作品としての位置づけ、岡山県児童会館や茨城県民文化センターへの展開といった建築活動の視点から外部空間論について詳しく概説して頂きました。
後半パートでは、八代市厚生会館の見学会、八代市の文化施設(松浜軒、澤井家住宅等)を巡るまちあるきを実施し、森山先生、竹田宏司氏(熊本まちなみトラスト事務局長)に解説をして頂きました。まちあるきを通じて、八代市厚生会館のデザインや構造だけでなく、その外部空間との関係性(内外空間の連続性、石垣の景観)を確認することができました。開催にあたり御協力いただきました皆様方、深く感謝申し上げます。
講演会場の様子
八代市厚生会館の見学会の様子①
八代市厚生会館の見学会の様子②
松浜軒の見学会の様子
澤井家住宅の見学会の様子
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