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2018年02月27日
崇学会(教職OB会)では、2018年2月24日(土) 中学、高校で教員をしている崇城大学卒業生と、教職を目指す現役学生たちが交流を深める「教職交流会」を開催しました。この会に、卒業後、県内外で教員として活躍されている卒業生の方々(24名)にお越しいただき、教職を希望する在学生を合わせ40名で班別討議を実施しました。
本交流会では、今回が3回目の開催となるもので、企画段階から運営までを教職希望学生が参画をし、議論してほしい内容について、事前に崇学会会員の先生方にアンケートをお願いいたしました。教職希望学生が、教師になるために必要な資質や能力を高めるには、今後、学ぶべきこと、教師になって体験するであろう問題、学生生活で心掛けなければならないこと等、いろんな課題があります。班別討議では、それら課題や問題点について討議を行い、その対応策、解決策等を導き出し実践に移すことを特徴としています。
●班別討議のテーマ
【生徒を引き付ける力】
・授業で関心をもってもらえるように、身近なものや将来につながるものと関連付ける。
・板書の工夫をおこなう。
・抑揚をつける。
・質問を使い分ける(オープン・クローズド クエスチョン)
・聞いてほしいとき、手を休めてもらう。
・共感力
・主体性
・信頼関係を築くことが大事
【保護者との信頼関係の築きかた】
・保護者との話をする回数を多くもうけること。
・保護者への第一印象が大切である。最初の印象をなかなか変えることはできない。
・回数を重ねて「子どもを育てる」という共通の意識をもって、情報をきちんと共有すること。
・情報共有というのは、生徒について学校での出来事をしっかり伝えることだけではなく、家庭での出来事をしっかり聞くことも大切である。
6班に分かれて班別討議を行いました。日頃の疑問や職場の現状について意見交換をし、横の繋がりを深めました。
全体発表では、討議テーマの「コミュニケーション能力の向上」について、90分間各班で討議した提案について発表しました。
講評では、崇学会 村田副会長より 「学校現場においては、様々な問題の解決に向けて教職員へのコミュニケーション能力が必要になってきています。今回の交流会で素晴らしい研修ができたと思います。今後の学生生活の中で活かし、さらに研修を深めていってほしい。」アドバイスをいただきました。
交流会のあと、支部長幹事会合同会議が開催され、次年度の崇学会行事予定を審議しました。
その中で、参加した学生より好評であった「夏合宿&授業見学」が事務局より提案され議決されました。
会議終了後は教育懇談会を行いました。崇学会 江藤副会長より、「教員を目指している学生に対して、経験しているOBの教員の方々に指導と体験をさせていただき、ありがたいことです。学生にとっては今回の懇話会での経験を、教員として活かしてほしいです」とあいさつされました。
学生諸君は現職の教員から教育現場の様子を聞くことができ、将来を具体的にイメージすることが出来たと思います。また、会員(現職教員)も真摯な学生諸君と接する中で初心を思い出し、今後のエネルギーをいただきました。
■前回の活動
【報告】教職希望の在学生が合宿で高校生と交流しました
http://www.sojo-u.ac.jp/news/topics/170922_008248.html
【問い合わせ】
■崇学会事務局(学生厚生課)
tel: 096-326-3408
mail: kousei@ofc.sojo-u.ac.jp
HP:http://sojo-alumni.ecgo.jp/page0103.html