プレスリリース
離島で太陽電池搭載車による 移動支援の実証実験を開始 ~脱炭素化と高齢者の自立的な移動支援の両立を目指して~
2025年11月27日
報道関係各位移動支援の実証実験を開始
~脱炭素化と高齢者の
自立的な移動支援の両立を目指して~
崇城大学(所在地:熊本県熊本市)は、ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、以下「ヤマハ発動機」)の依頼を受け、同社およびT-PLAN株式会社(所在地:大分県中津市)と共同で、2025年12月から、大分県姫島村において、太陽電池を搭載した低速超小型モビリティ(ミニカー)*¹を活用した移動支援の実証実験を実施します。
本実証では、車両自体が太陽光で発電した電力のみで走行できることを目指し、脱炭素化と高齢者の自立的な移動支援の両立を図ります。
大分県姫島村は、一島一村の離島であり、高齢化の進行に伴い移動手段の確保が課題となっています。実証実験では、地域住民を対象にモニターを募集し、太陽電池搭載車の貸与および利用履歴・発電履歴の調査を実施します。これにより、利便性や社会的受容性、脱炭素型モビリティとしての可能性を検証します。
使用する車両は、ヤマハ発動機の米国製造拠点YMMC*²製の電動ランドカー「DR2-PTV」(国内未販売)を日本の保安基準に適合させたもので、定員1名、最高速度は時速20km未満です。本車両は第一種原動機付自転車に区分され、運転には普通自動車免許が必要です。
崇城大学エネルギーエレクトロニクス研究所(情報学科 西嶋教授)は、2019年〜2021年および2022年〜2025年にかけて、科学研究費助成事業(科研費)の支援を受け、太陽電池搭載車から最大限の発電を得るための技術開発に取り組んできました。これらの研究は日産自動車株式会社との共同研究へと発展し、太陽電池搭載車の実走試験も行われています。
また、本研究の一環として、走行中に急激に変化する日射量を高速に計測する装置や、車載太陽電池の発電量を予測する装置の開発にも取り組んできました。これらの技術成果が評価され、今回新たにヤマハ発動機株式会社との共同研究へと発展しました。
本共同研究では、実際の車両を用いた実証試験を通じて、走行時の挙動データおよび発電データを詳細に分析し、太陽電池搭載による発電効果を定量的に検証します。これにより、太陽電池搭載車の有効性を科学的に裏付けるとともに、技術的・社会的課題の明確化に貢献することを目指します。
※1 超小型モビリティは、自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1~2人乗り程度の車両。
ミニカーは、超小型モビリティのうち、第一種原動機付自転車の満たすべき定格出力・大きさ等を満たしているものであり、乗車人員は1名。
※2 Yamaha Motor Manufacturing Corporation of America
お問い合わせ
崇城大学
エネルギーエレクトロニクス研究所 所長
情報学部 情報学科 教授
西嶋 仁浩
TEL:096-326-3775(直通)
MAIL:nisijima@cis.sojo-u.ac.jp