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2023年03月03日
報道関係各位
崇城大学 からくり研究会の学生が
熊本県 菊池市長に提案
(県指定重要文化財 「菊池松囃子能場」 の開閉補助機)
崇城大学と菊池市は、相互の人的・知的資源の交流・活用を図り連携協力するために、協定を締結しています。このたび、この協定に基づき、本学 機巧(からくり)研究会の学生が菊池市を訪問し、県指定重要文化財である「菊池松囃子(まつばやし)能場(のうば)」側板の移動式自動開閉システムを提案します。
「菊池松囃子能場」は江戸時代後半に建てられ、国指定重要文化財である「菊池の松囃子」が奉納される舞台として、県指定文化財に指定されています。普段は閉まっている側板を人力で跳ね上げて舞台を設営しますが、古い建物のため非常に重く、作業時の安全面や地元の方々の高齢化などから、近年は人手による開閉は非常に大変な状況でした。
今回、からくり研究会による機構システムの検討により、自動開閉システム案ができあがりましたので、菊池市長に機構を提案いたします。今後は、市等の意向も聞きながら、本学からくり研究会が、試作品の製作や改良などの実験を重ね、正式導入に向けて検討をしていく予定です。
ぜひ取材をお願い致します。
記
■日 時
令和5年3月9日(木) 13:30~14:00
■場 所
菊池市役所 2階 市長応接室
熊本県菊池市隈府888
■出席者
菊池市
市長 江頭 実
教育部長 村田 義喜
生涯学習課長 古庄 和彦
文化振興係長 阿南 亨
崇城大学
学生 3名
教授 里永 憲昭(工学部 機械工学科)
助教 竹田 雄祐(工学部 機械工学科)
※機巧(からくり)研究会 顧問
能場での「菊池の松囃子」奉納の様子
能場側板の開閉の様子