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ニュース

新入生の皆様へ

2020年04月05日

入学式辞

崇城大学
学長 中山峰男
 
 華、咲き誇る、春爛漫の今日の佳き日に、新入学生の皆様をここ崇城大学にお迎えすることができ喜びに堪えません。学部新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんの本学への入学を心より歓迎します。本学は、皆さんの夢や希望を叶えるために、充実した施設設備の学習環境を整えるとともに、世界に名をなす素晴らしい先生方が、皆さんを温かい心で迎え、一生懸命教授させていただきます。

 しかしながら、この度、新型コロナウィルス感染症の拡大を防止するため、やむを得ず、入学式の挙行を断念することにいたしました。当初は、規模を縮小し、入学生と教職員のみで行う予定でありましたが、感染症の猛威は拡大を続け、熊本県でも罹患者が増大するなど、入学式においてもそのリスクを回避できないと判断し、誠に残念ながら、断腸の思いで中止を決断いたしました。また、授業の開始につきましても、当面2週間の先送りとさせていただいております。

 なお、入学者の中には、23名の留学生がいますが、海外からの友人として、心から歓迎し、本学が進める国際交流の中心的な存在として、活躍してくれることを期待します。

 また、厳しい選考試験に合格し、晴れて大学院に進学する46名の皆さん、進学おめでとう。学部教育の上に、更に専門的な知識や技術を極めようとしている、皆さんの志の高さに衷心より敬意を表します。学部時代の研究が更に大きく飛躍するよう願っています。

 保護者の皆様、子供さんの学部への入学、大学院への進学、誠におめでとうございます。遠方から入学して来られた子供さんは、今日から身の回り一切を自分で処していかなければなりません。ご心配もあろうかと思いますが、本学教職員が一丸となってサポートして参りますので、どうぞご安心いただきたいと思います。


 ところで、皆さんを取り巻く社会は、今や、第4次産業革命と言われるほどの大変革の時代を迎えようとしています。人工知能AIやIoT、ロボット技術などの発達により、十数年後、今ある仕事の半数は無くなり、今は存在しない仕事が半数以上を占める社会になると言われています。いわゆる、デジタル情報化が急速に進むことにより、社会システムが大きく変わることを意味しており、まさに、新時代の到来を予測するものであります。では、その新時代を誰が創出し、築き上げていくのでしょうか。実は、世の中全体が大きく動くとき、また社会の価値観が大きく変化するとき、そのエンジンは常に若者が担ってきました。多様で素晴らしい未来創出のためには、若者一人ひとりの積極的な参画が極めて重要であり、今、若い皆さんの力が強く求められているのです。是非、未来課題への取り組みに参画してください。新時代の担い手は皆さん自身であります。皆さん自身が、イノベーターとして、未来社会を構築していくことになるのです。ただ、イノベーターと聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。皆さんには無限の可能性があります。しっかりとした心構えを持って、自分のやりたい夢や目標を見つけ、努力すれば必ずやイノベーターになることができるのです。その心構えとは、ただ一つ、自ら積極的に学ぼうとする姿勢を持つことであります。世界の先端的企業の多くが、人材に求める能力として、『学ぶ力』を最も重視すると言っています。高校までは受け身の授業が多かったと思いますが、大学では何を学びたいのか皆さん自身が自分で決めなければなりません。本来大学における学問とは自ら問い、自ら学ぶことであり、皆さん自身が主体的に課題を見つけ、その課題に真摯に取り組むことが肝要であります。本学は、様々なプログラムやアクティビティを準備し、皆さんを一生懸命サポートさせていただきます。皆さんには瑞々しい好奇心を常にフル回転し、あらゆることにアグレッシブに挑戦してほしいと思います。多くの人たちと「わいわい、がやがや」話し合うことがとても重要であります。皆さんが自ら問い、自ら学ぶ積極的な姿勢を続けていけば、何時しか生きる力や自立心も身についていきます。そして、楽しい夢や目標を描くことができ、未知の世界を切り拓く力が必ずや備わっていくものと確信しています。
 また、イノベーターとして具体的に何かを創成しようとした時に必要になるのは、独創性と創造力であります。独自のアイディア発想法をもとに、イノベーション能力や発明発見能力を開発育成しなければなりません。本学では、このような未来に挑戦する若者を育成しようと、全学科を対象に『ベンチャー・ビジネス』講座を開講しています。12月には、ビジネスプランコンテストを開催するなど、アントレプレナーシップ、すなわち起業家精神の醸成も行っております。皆さんには、是非、この講座を受講していただきたいと思います。私は、イノベーションとは、若者のアントレプレナーシップから生まれるものであると確信しております。アップルのスティーブ・ジョブズ氏やグーグルのラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏などは、学生時代に起業し、その会社を十年程で世界の先端的大企業に成長させました。アメリカのシリコンバレーにはそのようなベンチャー企業がひしめいています。新しい時代を切り開くのは、間違いなく、若き皆さん達自身であります。是非、皆さんの力でイノベーションを起こしていただくよう期待したいと思います。そのためにも、本学において、自ら学ぶ姿勢を着実に築いてください。人生は一度きりしかありません。自分がやりたいことをしっかり見つけ、クリエイティブに実践しながら夢を掴んでください。創造性を高め、何かを新たに生み出すことは、とても楽しいことであり、遣り甲斐があります。ワクワク、ドキドキするような素晴らしい人生の第一歩を、ここ崇城大学から始めていただくよう願っています。

 時に、皆さんにお願いしたいことが、もう一つあります。それは、国際社会へ積極的にチャレンジして欲しいということであります。
 今や、世界はボーダレス時代になったと言われています。多くの企業が海外に進出し、外国人社員が急速に増加する中、社内公用語を英語にした会社も増えています。皆さんが思っている以上に、社会はグローバル化しており、皆さん自身も、外国の人とコミュニケーションを持ったり、仕事をしたりすることが多くなると思われます。従って、皆さんには、本学において国際感覚を養い、グローバル人材としての基礎を築いていただきたいと思います。そのためには、やはり英語でコミュニケーションできることが必要であります。本学では、ネイティブの先生方が皆さんの英語授業すべてを教授し、特に英会話力の育成に力を入れています。ただ、授業だけでは、英語力の上達は難しいと思います。本学では、英語学習施設「SILC(シルク)」の中に、英語の自律学修センター『SALC(サルク)』を設けており、いつでも自由に利用することができます。この『SALC(サルク)』には、皆さんの習熟レベルに合わせた、自学自習の教材がそろっており、またネイティブ教員やファシリテーターが個人指導を行うようにしておりますので、この『SALC(サルク)』を利用していただければ、英語力をどれだけでも伸ばすことができます。少しの時間でもいいので、どうか頻繁にまた積極的に活用していただきますよう期待したいと思います。
 ただ、グローバル人材として重要になるのは、英語力だけではなく、海外の文化の理解や外国人との交流であります。そこで、皆さんには、是非積極的に海外へ留学しようとする気概を持っていただきたいと願っています。海外留学は魅力的で楽しいものです。本学では、皆さんが留学しやすいよう、各種のプログラムと奨学金を準備しております。是非、外国の学生達と交流を持ちながら、世界的な視野を養い、異文化理解を深めてください。海外での体験は、強い精神力とコミュニケーション能力を鍛え、人間力や生きる力を高めます。そして、国際社会で活躍できるステージへと、皆さんを押し上げてくれるでしょう。皆さんが、国際社会へ羽ばたいてくれるよう期待したいと思います。

 最後になりますが、崇城大学の理想は、「学生の皆さんが活き活きとして、日本一、笑顔あふれる大学になる」ことであります。どうか、皆さんは、これからの本学での学園生活において、自由に伸び伸びと楽しみながら、多くの友人達と切磋琢磨し、元気に、自分の個性を伸ばしていただきたいと思います。そのためにも、クラブ等の課外活動やボランティアなどに積極的に取り組み、様々なアクティビティを実際に体験しながら、人の輪を広げていって欲しいと思います。
 崇城大学は、皆さんを鍛える道場であります。この道場での厳しい修業を通して、皆さんが自らを磨き、大きく、大きく成長してくれることを期待し、式辞といたします。