卒業後の進路
事業用操縦士技能証明(通称:事業用免許)を取得することにより、エアライン・パイロット採用という難関突破を目標にします。
活躍する卒業生
日本航空株式会社
767運航乗員部副操縦士 運航基準技術部試験飛行室補佐役副操縦士
日野さん
2019年卒業 兵庫県/東播磨高校出身
仲間たちと共に過ごした訓練の日々が力に
「エアラインパイロットになりたい」、そんな小さな頃からの夢を胸に崇城大学へ入学し、夢を叶えた卒業生がいる。2019年にエアラインパイロットとして「日本航空(JAL)」に入社した日野さんだ。手厚い訓練環境があることから同社を目指したが「OBの先輩が大学に話をしに来てくださったり、教授が手厚くサポートしてくださったので、余裕を持って採用試験に挑めました」と当時を振り返る。国内で日本人の教官に教わることができる訓練環境を求め、関西から崇城大学へと入学した日野さん。「入社してから訓練を開始する『自社養成制度』よりも早く副操縦士になれることも魅力でした」。実際にエアラインで機長として飛んでいた教授から直接教わることができたため、会社に入ってからも違和感なく訓練や仕事に臨めているという。現在は副操縦士として業務に取り組みながらも、機長となるのが大きな目標だ。大学で仲間たちと過ごした厳しくも充実した日々を胸に、今日も空へと飛び立っている。
全日本空輸株式会社
フライトオペレーションセンターB767部 副操縦士
安達さん
2019年卒業 茨城県/竹園高校出身
世界を舞台に活躍できるエアラインパイロットを目指して
安達さんは、双子の弟と共にエアラインパイロットを目指し、関東から崇城大学へと入学した。自社養成や他校に比べ、いち早くエアラインパイロットになれることはもちろん、飛行訓練をすべて自前で行う環境、熊本空港直結の訓練施設がある点、さらには同じ業界の他職種を目指す仲間と出会える点など、魅力に感じる点が多かった。「熊本空港は難易度の高い厳しい訓練環境。ここで飛び方を学べたことは、今大きく生かされています。「SILC(Sojo International Learning Center=英語学習施設)で英語力を身に付けられたことも大きかったですね」と学生時代を振り返る。世界を舞台に活躍できる乗務員になりたいと、「全日空(ANA)」に入社。現在はボーイング767型機の副操縦士として、全国や東南アジアを中心に、旅客便だけでなく貨物専用機に乗務している。やがてボーイング787型機へ移行予定で、そうなると運航エリアもさらに広がる。皆から信頼される機長を目指し、仲間や違う航空会社に務める弟と切磋琢磨しながら乗務に励む日々だ。双子で夢のその先へ、今日も飛び続けている。
株式会社ジェイエア
本学出身18名
「崇城クオリティ」で、安全に空を飛ぶ!
多くの崇城大OB・OGが操縦士として活躍する「ジェイエア」。中でも川西さん(写真中央)は、女性パイロットとして在学中から注目された存在だ。「女性パイロットが多いことから『ジェイエア』を志望した」という川西さん。女性ならではの苦労もあるというが、「大学で知識・技術はもちろん、男性にも負けない根性を磨いてもらえたのが糧になっています」と目を輝かせる。一方で、コロナ禍を受け新しい環境へ挑戦したのが木原さん(写真右)だ。便数減少を受け、副操縦士の傍らで事業企画部として、子どもへの航空教室や物産展開催などにも携わっていた。「お客様と直にふれあえる時間は有意義で楽しい。『人の命を預かる』ことの再確認にもなっています」。機長を目指す訓練にむけて、勉強中の山本さん(写真左)は、「大学で学んだ基礎、そして同期や先生方との絆が、自分に力を与えてくれる」と力強く語った。
日本トランスオーシャン航空株式会社
運航乗員部第1乗員室第1グループ副操縦士
樽見さん
2020年卒業/奈良県・帝塚山高校出身
沖縄を拠点に飛ぶ喜び 入社2年で副操縦士に!
沖縄で生まれ育った航空会社「日本トランスオーシャン航空」。ここで女性パイロットとして活躍する1人のOGがいる。「沖縄の風土に、そしてエアラインでジェット機を操縦することに憧れて入社しました」と語るのが、樽見さん。入社4年、副操縦士となって1年が経つ今、改めて学生時代に学んだ大事なことを思い返すという。「機体の大きさや種類は違えど、大学で訓練に励んだ日々があったからこそ今があります。そして、仲間意識の大切さを学んだ経験も大きな財産です」。同社の先輩にも崇城大OB・OGが多数おり、時には一緒に食事をするなどの交流も頻繁に行う。「学生時代も、同期の励ましや教官方の温かいサポートで苦しい訓練を乗り越えられました」と、今も昔も崇城の絆の強さを感じている。そんな樽見さんの目標は、機長になること。平均で10年かかるというが、「死に物狂いで頑張りたい」と目を輝かせる。憧れの地・沖縄で未来のキャプテンを夢見て、まずは副操縦士としてのスキルアップに日々励んでいる。