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2016年07月01日
2016年6月25日(土)、26日(日)東京工芸大学にて「日本マンガ学会 第16回大会」が開催されました。
芸術学部 デザイン学科 小川剛助教がシンポジウム「学校とマンガ」に登壇し、自身の研究発表を行いました。
本シンポジウムのテーマは「学校とマンガ」。小川は現在自身が取り組んでいる熊本県湯前町「まんがのまちづくり推進事業」と、高知県まんが・コンテンツ課「コンテンツ創造教育プログラム開発事業」の事例を取り上げ、小・中学校の図画工作・美術科教育におけるマンガを活用した授業について発表しました。
マンガが公教育に正式に取り入れられるようになったのは、平成10年学習指導要領の改訂に伴い、中学校美術科の中の表現の項目の中に「漫画」を扱うことが示されためであります。現在も、各所で取り組みが行われ、多くの事例は確認されているものの、まとまった形での蓄積や参考教材、継続的な取り組み事例は多くありません。そこで、自身の指導経験や現在進行中のマンガ教育の取り組み事例を発表し、マンガを取り入れた教育プログラムを継続的に実施するための課題や今後についてディスカッションを行いました。
会場には一般来場者も含めて200名以上の参加者があり、本テーマへの関心の高さを感じることができました。
日本マンガ学会:http://www.jsscc.net/convention/16_program