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専攻ニュース

ANA熊本空港事務所 企業見学及び実機見学

2016年12月22日

平成28年12月14日(水)工学部宇宙航空システム工学科 航空整備学専攻3年生の学生(希望者)が熊本空港ANA空港事務所の企業研修及び実機見学を行いました。

今回の研修は地方基地に於けるライン整備業務の知識習得、最新鋭機の見学を通して学業意識の高揚、就職活動への動機づけを目的としており、学生達はANA整備士の説明に熱心に耳を傾け、地方基地に於けるライン整備の仕事を身近に感じる事が出来ました。

ブリーフィング.jpg

ANA STC(ステーションコントロール)事務所ではSTC業務内容の説明、整備事務所ではライン整備業務の概要についてお話があり、実際にコンピューター端末を使用して運航状況の確認と機体の不具合管理の方法について説明がありました。

STC.jpg ステーションコントロール.jpg

その後、2<つのグループに分かれてB737-800<とB787-8型機の機体見学を行いました。
コックピットでは最新鋭の機体を触れる事により、自分達の夢の実現に向けた航空整備士資格取得を目標を掲げ、心を新たにとても有意義な研修となりました。お忙しい中、ご協力を頂きましたANA熊本空港所 及び 代理店の皆様方、誠にありがとうございました。

コクピット.jpg コクピット2.jpg

【学生の感想】

具体的な業務内容についてお話を伺うことができ、それに加え実際にツールや機体、Log、Manual触れることができ、非常に勉強になりました。私がこの大学に入ったのは飛行機がただ単に好きで航空業界に入れたらいいなという軽い気持ちでした。勉強していく中で航空機が好きというモチベーションが入学当初より下がっていくのを私自身少しずつ感じていましたが、熊本地震を体験したことによる空輸の重要性に気づかされ航空業界への憧れは以前よりとても強く固いものになりました。

授業で習った「MEL」「GPU」「CFRP」「業務日誌」など言い出したらきりが無いほどのことを身近に感じるとともに、整備士の方々が常にお客様の命を預かることの責任をもち活躍しておられる姿を拝見でき、非常に感動しました。特に、熊本空港STCと整備士とCAB及び機長との連携については私たちが知らないところで空港の要として業務を行っているということが勉強になりました。

B787は、CFRPでできていて、ほとんどの装備品が電気で動いていることは知っているつもりでしたが、「百聞は一見に如かず」というように着陸装置のBrake System、HUD、空調系統、コンピュータシステムルーム、これまでの不具合を活かしてのBattery Boxなど小型機を勉強している私たちからしてみると比べ物にならないくらい素晴らしいものでした。

同時に、この整備をするとなると相当な覚悟が必要ということもわかりました。これから、技能審査、就職に向けてこの経験は非常に大切で私がこれから勉強していく上でのモチベーションにもなります。私の夢である、航空業界に入り、海運、陸運ではできない空運の良さを活かして人の役に立つことの実現への第一歩として素晴らしい経験をさせていただくことができ、非常に感謝しております。本当にありがとうございました。
 

集合写真.jpg